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機械や電気の知識だけでなく、
コミュニケーション力も重要です。

設備技術 窪内亮介

栃木工場 工務課
2010年入社
電気工学科卒

設備技術の仕事内容は?

工場内の設備のメンテナンスが主な仕事。定期的な点検業務の他、トラブルが発生した際の故障対応も行います。それに付随して、トラブル対応で使う予備部品の管理や、同様のトラブルを発生させないための改善業務もしています。さらに、新しく導入する設備の検討にも参加します。設備管理というと、機械や電気の知識があればいいと思うかもしれませんが、そうではありません。様々な設備を使っている製造部門の人の話を聞いたり、外部の機械メーカーや工事会社の方と打ち合わせをする機会も数多くあります。ですから、コミュニケーション能力も大切です。そして、フィルムを製造する機械は、長さが40~50メートルもあるような大きな機械です。ですから、ある箇所でトラブルが起きた時も、その近くが原因ではなく、トラブルの大元はもっと上流にあるケースも少なくありません。ですから、機械全体を総合的に見ないとトラブルの原因を発見して、対処することができません。そんな広い視野も求められます。

仕事にやりがいを感じるのは、
どんな時ですか?

やりがいを感じるのは、装置が故障した時に迅速に対応でき、装置の停止時間を最小にできた時。修理に時間がかかると製造に影響が出てしまいます。生産の流れを妨げないようにするのが、私たちの仕事です。そして、新しい設備の検討にも加わります。フィルムを製造する機械に付いている搬送ローラーの速度を以前は人が調整していましたが、それを自動的に制御する装置の導入に、入社6年目の時に参加しました。初めて私がメインとなって設計や部品選定などに携わりましたので、思い入れの深い仕事です。この成果が評価されて、その後、他の生産ラインでも導入されました。最近は、トラブルが発生した時の状況や対処法などの履歴を記録するようにしています。同じ様なトラブルが起きた時には、それを見ると参考になりますし、他の人が対応する時にも役立っています。こうした工夫で、トラブルが迅速に対応できるようになったと、自負しています。

タマポリの良さは?

仕事に関する資格や検定の合格を目指したサポートをしっかりしてくれる会社です。私の場合、エネルギー管理士の資格を取得し、現在は工場の省エネといったエネルギー使用に関する管理や改革もしています。この他にも、電気工事士や設備保全技能士検定にも挑戦し、資格を取得しました。これらの資格を取得する際も、教育の受講費や教材費、試験の費用を会社が負担してくれたので、費用を気にすることなく勉強に集中し、合格することができました。また、資格手当も支給されます。資格取得だけでなく、省エネに関わるセミナーの受講や新しい技術が取り扱われている展示会にも積極的に参加させてもらい、知識を吸収しています。だから、資格·知識·技術を身に付けたいという向上心を持った人にとって、恵まれた環境があります。また、工務課の人たちはもちろん、仕事で関わる製造部門の人たちとも話がしやすく、人間関係が良いことも当社の良さだと感じています。

将来の夢や目標を
聞かせてください。

今後の目標は、電気主任技術者試験に合格することです。これは、工場を運営していくために、誰かが持っていなくてはいけない必須の資格だからです。また、IoTやDXといった分野の知識を高め、デジタルに強い人材に成長していきたいと考えています。こうして、資格や技術·知識を身に付けた工務のスペシャリストに成長し、工場内の機械のことなら何でも任される人材になることが目標です。

Message学生へのメッセージ

工務課はタマポリの中では人数が多くないポジションですから、入社直後から活躍できるシーンが多く、成長を実感しやすい環境だと思います。就職活動は、大きな転換点になるでしょう。時にはうまくいかずに落ち込むこともあると思いますが、これまでの経験やこれからやりたいことをゆっくり考えて、後悔の無いように頑張ってください。面接では、「熱意」を前面に出して答えるといいと思います。

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