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カメラや検知器では
気付けない点まで気を配って、
絶対に不具合品は出しません。

品質管理 香川加奈子

群馬工場 フィルム品質管理課
2021年入社
工学部 応用理化学系学科卒

品質管理の仕事内容は?

品質管理の仕事は、製品の品質確認·管理、クレームが発生した場合の調査·原因解明および報告書の作成が中心です。私は、フィルムを製造する機械を5台程度担当し、製造中の製品や完成した製品の厚みやサイズを測定し、傷や汚れが無いことを確認します。機械には製造過程を確認するためのカメラや検知器が設置されており、問題があれば自動的に検知しますが、時にはカメラで捉えにくい場所に異常がある場合もあります。ですから、データの確認だけでなく、目視でもしっかり確認するようにします。何かあった時に気付かないと、時には何百メートルもの不良品が出てしまいます。だから、いち早く異常に気が付くように常に気を配っています。今までは問題無く製造していても、製造する製品を切り替えたら不具合が出る場合もあります。大学時代も小さな機械を使っていたことがありますが、工場にある機械は建物のように大きいので、学生時代とはまったく違います。

仕事にやりがいを感じるのは、
どんな時ですか?

カメラや検知機では気付かなかった問題点にいち早く気付いた時に、やりがいを感じます。先日も機械では捉えられないレベルの小さな傷が入っていることに気付きました。機械の立ち上げの時でしたから、いつも以上に気を配って細かい点まで見ていたから気付くことができました。私は、普段から、「製品を作るのは製造だ」ではなく、「品質管理も製造の一員で、一緒になって製品を作っている」という意識を持って仕事に取り組んでいます。まだ経験の浅い私ですが、フィルム品質管理課の一員として品質管理の仕事に取り組んでいる以上、品質に責任を持って、「どんな小さな不具合品でもいち早く発見し、絶対に外に出さない」という強い意識を持っています。

タマポリの良さは?

「フィルム」と一口に言っても、種類や用途は多種多様です。想像以上に私たちの身の回りのモノに使われています。私の出身地である北海道を代表する有名なお菓子にも、当社で製造しているフィルムが使われていると知った時は驚きました。他にも、気付かないうちに当社の製品が使われているモノをたくさん持っていました。そういう誰もが知っている身近な製品に、自分が関わったフィルムが使われていることが、嬉しいですね。また、仕事が充実しているだけでなく、オフタイムも楽しめることがタマポリの良さだと思います。社内には、釣りやテニス、スノーボードなどのクラブや部活動があって、盛んに活動しています。週末にはみんな集まって楽しんでおり、こうしたことが人間関係の良さにつながっていると思います。

将来の夢や目標を
聞かせてください。

品質管理は「ここまでやればいい」というのではなく、やる気があればどこまでも追求できる奥が深い仕事ですから、品質管理の仕事を極めたいと思っています。そこで、日々の業務に活かせるように品質管理の勉強に取り組み、品質管理検定の資格を取得しています。入社1年目に3級を取得しましたが、最終的には1級を取得したいと考えています。また、私の部署に後輩が入ってきて、いろいろなことを質問されますが、相手に理解してもらえるように説明をすることの難しさを実感しました。説明をするためには、自分がしっかり理解しなければいけません。そのためにも、品質管理に関する勉強の大切さを実感しています。現在はまだ自分一人で対処できることは少なく、上司や先輩、他部署の人たちにたくさん助けていただいている状態です。ですから、もっともっと知識や経験を積み重ねていき、「香川がいるから、品質管理は任せても大丈夫」と思ってもらえるような人間になることが、今の目標です。

Message学生へのメッセージ

私は社会人になってから、「学生の頃にもっと勉強をしておけばよかった」と思う機会が増えました。学生の皆さんには、サークルやアルバイト等の学生生活を楽しみながらも、「勉強」という今の仕事にも全力を注いで欲しいと思います。
就職活動では、興味が無いと思っていた分野の企業でも、調べていくうちに興味が湧くこともあります。最初から選択肢を狭めない方がいいですよ。

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